日本で通販が始まったのは実は江戸時代にさかのぼると言われている。しかし、現実的に簡単に注文して、簡単に届けられるようになったのは、電話と宅配便の普及に頼るところが大きいであろう。それはやはり高度経済成長を超えて、昭和も終わりに近づいた頃であろう。同じ頃、アメリカでは庶民的な百貨店やアパレルメーカーが通販を広く手がけるようになり、国民的に当たり前の流通業態となっている。これはアメリカの広大な国という条件と、都市部と地方部の利便性の格差が育んだ新しい産業であるともいえる。

現代社会で通販といえば、カタログ、テレビ、ラジオ、そして今もっとも躍進しているのがパソコンや携帯のネット通販だ。ネット通販で人気を集めると、それを特集して百貨店が催事にしたりするという逆転現象も起こっている。有名な百貨店の商品をネットで売るというのなら分かるが、現代ではその反対なのだ。

今後、通販はどのような戦略を持って進むのか。それは地域性の活かし方にあると考えられる。例えばお取り寄せが大人気だが、焼酎や日本酒のように日本全国どこでも買える大手有名メーカーの商品だけではなくて、地元の人が推奨する焼酎とか、数量限定で、ある時期しか売らない焼酎などを扱うサイトに人気に集まると予測される。もちろん商品は焼酎などの酒だけに限らず大切なことは、発送のタイミングやその後のフォロー、信頼できるロジスティックの選定や何か問題が起こったあとのケアという体制だ。それは衣類でも日用品でも同じだが、やはり焼酎をはじめとする食品には細心の注意をはらってほしいと思う。

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